未熟者のステージ
ツイッターを見ていたら、こんな記事を見つけました。
徒然草の第百五十段の現代語訳についてです。
芸能の上達について述べています。
(これはツイッターのページではないんですけど)
なかなか恥をかくことって避けて通りがちな気がします。だって単純に嫌だもんね。僕はそうでした。
僕はバンドでギターを弾いているんですけど、もちろん達人の境地にはいないし、まだまだ青二才だと思うことばかりです。
そんな中、昨日横浜のライブハウスで演奏してきました。実は、知らないバンドに囲まれてライブをするのははじめてだったんです。
今までは閉塞的な部内での活動がメインでした。
昨日対バンした人たちはみんな上手くて、そして上手いだけじゃない何かオーラみたいなものがありました。一体感かな。
一方、僕らは正直に言って良い演奏とは程遠くて、途轍もない差を感じました。
普通に恥ずかしさを覚えました。
でも同時に爽快というか、これだっ!って感じの感覚を掴んだんです。
普段とは違う環境で、緊張感のある中でどれだけやったきたことを披露できるか。
知らない人の、知らなかった音や立ち振る舞いを見て、何を学べるか。
昔は物事が上手くいかないとき、腐る傾向がありました。幸運なことに最近は腐ってもどうしようもないって気づけてきたようで、昨日は演奏が終わった後にも、他のバンドの人と話したり、ライブハウスの人から意見を聞いたりして、かなり有意義な時間を過ごせました。
僕は散々スポーツをしてきて、ふとした拍子に音楽にのめり込んだんですが、
点数とかゲームスコアみたいな目に見えるものもないし、練習の仕方も、芸能とスポーツは少し違うのかなって思います。トリックプレーを見せつけて練習しちゃ意味ないもんね。
10年以上やっているという人たちの演奏を見た後にお話を聴いたことが何回かあります。もれなく口を揃えて、
「最初は全然だったわ。」
と言っていました。
たぶん謙遜でもなく、本当にそうだったのだと思います。
向上心を忘れないで、上手なバンドの歳の取り方をしていきたいものです。